ホワイトフリート引退

​10/23　引退

• 「前回は初障害で馬自身の戸惑いもあったでしょうし、我々もホワイトの障害レースへ向かうにあたっての調整で手探りなところがありましたから、前回から見直すことができる部分もあるのではないかと思っていました。背腰、トモに特に大きな影響を受けていて調整の仕方も把握できましたので、フレッシュさをできるだけ保ちながら調整するようにしていたんです。ただ、動けるようにするためにはある程度の負荷もかけなければいけません。メリハリを利かせて直前は走りやすいダートコースで長めからビッシリと動かして、適度にフィットさせてレースへ送り出すようにしました。前回よりはコンディションもいいかなと思え、一度のレース経験もありますから前回からの上積みを期待できるはずと感じていました。ただし、実際のレースを見ると大まかな部分では前回よりもまだ良かったのかもしれないものの、細かいところですが飛越のたびに微妙にブレーキをかけていました。あれだとなかなか思うようにペースをあげていくことができず勝負圏内へ食い込んでいくことも難しいです。その飛越を上達させていくには何より時間が必要になります。レースでの経験を積み重ねることが一番にはなりますが、練習も上達させるための割合としては大きくなります。しかし、ホワイトにとってみるとその２つがなかなか思うようにこなせないですね…。平地であればまだ違うのですが、障害レースを走り終わるとダメージがなかなか抜けず使い込めないです。また、練習の方でも、馬自身の障害に対する戸惑いと恐怖心を払拭させるためには強くしっかりと飛ばせて練習をさせたいところですが、それを課しすぎてしまうと後肢が堪えてクタクタしてしまうという悪い状況になってしまいます。現状からすると大幅な上積みを期待するのは難しいと言わざるを得ないのかもしれません。おっとりしていて性格が良く、脚元に大きな故障も抱えずにここまで頑張ってくれた馬ですし、年齢も感じさせる今の状況からこれ以上無理を強いるのは可哀想とも思えます。思い入れの強いファインセラの仔ですから何とかいい結果を出したいと思ってきましたが、期待に応えられず申し訳ございません」（久保田師）

• 平地戦での戦績から頭打ちなところがあったため障害戦へ転向しました。前走は障害練習、障害試験を経てそのままレースへ向かう形で心身ともに苦しさもあったためか、結果的にレースでもその苦しさを露呈してしまうことになりました。そのことを鑑みて前走後はリフレッシュ期間に充てました。また、障害戦２戦目での上積みがどれだけあるかも見るためチャレンジしましたが、なかなか思うようなものにはなりませんでした。久保田調教師の言葉にもありますように、さらなる上積みを期待するには時間が必要なだけでなく、年齢を重ねてきて体力的にも辛くなってきているのか馬体も堪える面が大きくなってきているように思えます。このような状況を元に協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。

私のキャロットでの出資第一号のホワイトフリート号でした。ブエナビスタの甥っ子という良血で、期待も凄くありました。2歳で2勝からの年明け京成杯出走で夢も見せてくれました。でも、もうこれでほんとに最後です。

お疲れ様でした！！

本当にありがとう！！